作家さんやゲストの方々、編集部員がわたしの「すきなもの」について語るリレー連載。
多くの人々がなにかに熱中することが、身近な光景になったこの頃。
「すきなもの」も、それに対する気持ちも十人十色。
それを語り、共有することでわたしたちの気持ちが見えてくるかも?
バナーデザイン:惣田紗希

今回は編集部員Nによる【映画】紹介回です📽️
わたしにとって物語は、わたしを救ってくれるものであり、
それを通して現実を見つめなおすことができるフィルターのようなものでもあります。
OUR FEELはマンガをお届けするサイトですが、
“どんな気持ちも、わたしだけのもの。”というOUR FEELの理念に通ずる作品が
映画にもたくさんあると思っているので、そんな作品を紹介したいと思います。
今回は近日劇場公開予定の気になる作品をご紹介します ·₊ ໒꒱˚.*
『センチメンタル・バリュー』

オスロで俳優として活躍するノーラと、家庭を選び息子と夫と穏やかに暮らす妹アグネス。そこへ幼い頃に家族を捨てて以来、長らく音信不通だった映画監督の父・グスタヴが現れる。自身15年ぶりの復帰作となる新作映画の主演をノーラに依頼するためだった。
怒りと失望をいまだ抱えるノーラは、その申し出をきっぱりと拒絶する。ほどなくして、代役にはアメリカの人気若手スター、レイチェルが抜擢。さらに撮影場所がかつて家族で暮らしていた思い出の実家であることを知り、ノーラの心に再び抑えきれない感情が芽生えていく──。
あまりに不器用でこじれた父娘に共感し、
たどり着く結末に世界が唸った家族ドラマの到達点。
第78回カンヌ国際映画祭で絶賛され、多くの共感を生んだ今作。
長女であるわたしは、やはり長女のノーラに共感することが多かったですが、
見るひとによって共感するひとやポイントが変わるのではないかなと思います。
言葉だけでなく表情や間、光や音など、全てをもって繊細に描写され、
この作品から受け取ったものや感想を言葉でまとめるのが難しい、
とにかく観て感じてほしい、というのが真っ先に感じたことなのですが…
特に良いと感じたことをお伝えすると、
ひとや関係性には多様な側面があり、
たとえ分かり合えない部分があっても同じ方を見ることはできる
ということを全体を通して描いていたことです。
ある一面だけをみて誰が悪い、どこが悪いと断罪するのではなく、
全てを包み込むような優しさを感じました。
どうしようもないできごとや感情に悩まされることは誰にでもあると思います。
そんな時に、そっと寄り添ってくれるような物語です。
同じヨアキム・トリアー監督の『わたしは最悪。』も
まさに「どんな気持ちも、わたしだけのもの。」な作品ですので、
またの機会に紹介したいと思います。
『センチメンタル・バリュー』は2月20日(金)より全国公開です。
ぜひ映画館に足を運んでみてください!
2026年2月20日(金)より全国公開
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